■頭蓋療法 (ずがいりょうほう)
(頭蓋静圧療法/ ずがいせいあつりょうほう

■頭蓋療法(頭蓋静圧療法)とは
 1985年頃、毛髪の専門家である関周剛氏 が全髪脱毛(すべての髪の毛は抜けてしまった状態)の少女に出会い、髪を取り戻してあげたいという思いから研究を始め、長年かけて完成させた療法です。  この療法は50g以下という限り無く軽いトリートメントで頭蓋骨の歪みや固着を調整します。脳の働きに深く関わる脳脊髄液の循環を促進させることを目的としています。  関氏は、現代医学では治療が難しいと言われる全髪脱毛の治癒例を40例以上持つ脱毛研究の第一人者であり、頭蓋療法を駆使し、数多くのクライアントに髪を取り戻してきました。そして頭蓋療法の研究の傍ら、病と頭蓋/脳脊髄液の関連に着目し、難治といわれる病にも多数の治癒例があります。 ミロバランの木では、NPO法人日本頭蓋療法学会認定の頭蓋療法士がトリートメントを行います。

頭蓋療法


■頭蓋骨は動いています
 頭蓋骨はヘルメットのように、一つのパーツでできているように見えるのですが、実際はたくさんの骨が組み合わさって出来ています。15種類、23個の骨で構成された空間の中に、脳が収まっているのです。それぞれの骨の間には関節が存在し、ごくわずかですが、動いています。  1分間に6〜12回というペースで、関節が開いたり閉じたりして、頭蓋骨全体が膨らんだり、縮んだりしています。この動きによって、血液やリンパ液と同様に大切な役割を持つ「脳脊髄液」という液体を動かしています。

■脳脊髄液とは
 脳は頭蓋骨の内側に守られるように収まっていますが、実はお豆腐のように水に浮かんだ状態で収まっています。その水にあたる液体が脳脊髄液です。脳脊髄液は脳と脊髄をつつむ袋の中に満たされていますが、この液体は脳を衝撃から守り、脳細胞(神経細胞)に栄養を与え、老廃物を取り除き、免疫を担う働きがあります。そして血液やリンパ液と同様に常に流れ、循環しています。  頭蓋骨の微妙な動きによって生まれるポンプの作用によって、新鮮な脳脊髄液が供給され、老廃物を含んだ脳脊髄液が排出されることで、脳と脊髄は正常な働きを保っています。  まだまだ分からないことの多い脳脊髄液ですが、近年の研究により、脳を守るだけではない重要なはたらきがあることが分かってきています。

■全身に巡っている脳脊髄液
 神経は脳と脊髄だけでなく、全身に張り巡らされて手足や内蔵を動かし、コントロールしています。脳脊髄液も神経のあるところには必ず存在し、神経の代謝機能を担っています。

■頭蓋骨の歪みは脳脊髄液の流れを妨げる
 健康な状態であれば、頭蓋骨はちょうど風船が膨らむように、全体が均一に膨らんだり縮んだりすることを繰り返して脳脊髄液を循環させています。ところが、様々な原因によって頭蓋骨の一部が歪んでいたり、固着して動きが悪くなっていることがあります。  こうして頭蓋骨の動きが悪くなると、脳脊髄液の流れが滞り、脳(神経)の働きが妨げられて様々な問題が現れてきます。

■頭蓋骨はなぜ歪むか
 大きな怪我や打撲、事故などによって強い衝撃に遭うと、身体はその衝撃を吸収してバランスを取ろうとします。熟したトマトを落とせば、つぶれて中身が飛び出しますが、人間の身体はよほどでない限り、中身が飛び出すことはありません。強い衝撃は、体に歪みを生じさせ、頭蓋骨の自然な動きを妨げて、脳脊髄液の流れを滞らせてしまいます。すぐに身体に影響が出る場合もありますが、時間が経ち、数年後に影響が表れることもしばしばです。

〜例えばこのような時に頭蓋骨は歪みます〜
しりもちをつく、頭を強くぶつける、階段から落ちる、鉄棒から落ちる、事故、出産時など

■ハンドトリートメントで脳脊髄液の流れをスムーズにする
 両手で優しく頭を包み、頭蓋骨の動きを感じ取って待っていると、固着や歪みのある箇所が動き出します。このとき、頭蓋骨は本来の柔らかい動きを取り戻し、脳脊髄液の流れが促され循環がスムーズになるのです。

■フェアリータッチで本来の働きを目覚めさせる
 頭蓋療法では羽のような軽さでトリートメントして行きます。その力はおよそ50g。ハガキに例えると10枚分の重さに相当します。  脳脊髄液は力が軽ければ軽いほど流れが促進され、頭蓋骨の歪みやブロックは自発的に解放されて行きます。  強い力を加えた場合、頭蓋骨は動きが小さく硬くなります。これは体を守るためのシステムで、強い力に対して体が傷ついたり壊れたりしないよう、保護するように出来ているのです。  50g以下の力であれば、頭蓋骨は本来の動きを取り戻していきます。  この力は人が生まれる前に羊水の中にいたときの水圧と同じ圧力で、この圧力は静水圧と言われています。ちょうどお風呂に体全体を沈めて静かにしているときと同じ状態です。このときが人の体は一番安定し、緊張がほぐれ、睡眠に近い状態になり、生体の治癒機能を活性化するのです。このように頭蓋骨の調整は非常にデリケートなため、50g以下のフェアリータッチトリートメントでなければならないのです。

■頭蓋療法は若さと美しさを生みだす
 若く美しくあることは、どの世代の女性にとっても永遠のテーマだと思います。これまで頭蓋療法を専門的に説明してきましたが、実は、この療法には若さと美しさを生みだすうれしい側面もあるのです。  そこには、頭蓋骨が柔らかく動くということに最大のカギがあります。  若いときは肌はみずみずしく、ツヤと弾力があります。髪の毛も太くてツヤがあり、ボリュームがあります。しかし年齢を重ねていくと老化により新陳代謝が落ちて、肌も髪もみずみずしさが失われていきます。同時に頭蓋骨も硬くなっていきます。  頭蓋療法を行なうと、頭蓋骨が柔らかく動くようになるため、脳脊髄液がたっぷりと流れます。すると、ホルモンと自律神経をつかさどる脳の働きが活性化して、肌は柔らかくみずみずしさを取り戻し、髪も太くなってツヤとコシを取り戻すことができます。美容液をつけるのも大事ですが、頭蓋骨を柔らかくしておくことが、体の中から美容液を作りだしていくことになるのです。
 
■頭蓋療法で小顏になる?
 最近、頭の骨の歪みを矯正して「小顏になる」という記事を見かけるようになりました。では実際に小顏になるのでしょうか? 頭蓋療法の理論から考えると、頭蓋骨の調整で「骨が小さくなる小顏」になることは考えられません。頭蓋骨の大きさはすでに決まっているからです。  しかし「骨が小さくなる小顏」にはなりませんが、頭蓋骨にある歪みや固着を除いていけば、むくみがとれ、皮膚や筋肉組織が締まってきます。左右の眉の高さや鼻の歪み、口元や顎の歪みもシンメトリーに近づきます。そのため肌に弾力とツヤが生まれ、歪みがとれ表情も柔らかくなってきます。こういう意味では十分に小顔になると言えるでしょう。

※頭蓋療法(頭蓋静圧療法)の創始者
関周剛(せき ちかよし)氏 プロフィール
・毛髪の専門家で、女性と子供の脱毛研究の第一人者
・現代医学では治療が難しいと言われる全髪脱毛の治癒例を40例以上持つ
・頭蓋療法を駆使し、数多くの女性・子供に髪を取り戻してきた
・頭蓋療法の研究の傍ら、病と頭蓋・脳脊髄液の関連に着目し難治といわれる病の治癒例も多数持つ

 日本予防医学美容家協会 名誉会長
 関美容総合アカデミー 代表
 

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