スピリットの世界とは サイキックミディアム(霊媒)とは スピリチュアルな世界からのメッセージを伝える |
■リーディングとは サイキック能力とミディアムシップによって、スピリット(霊)から情報を受け取り、人に伝えることをリーディングと言います。例えて言うなら、英語を日本語に翻訳して伝える通訳のように、スピリットからのメッセージを翻訳して伝えることです。 (サイキック能力とミディアムシップについては次項以降で説明します。)
伝えられる情報には、既に亡くなってあの世に存在しているスピリット、つまり元々は人間だった存在からのメッセージもありますし、スピリットガイドと呼ばれる、人々を守り導く高い存在からのアドバイスもあります。
■サイキック(超能力者)とは
■サイキックミディアム(霊的能力者)とは
○クレボヤンス
○クレアオーディエンス
○クレアセンティエンス
○クレアアンビエンス
○クレアノウイング
○ミディアムシップ ミディアムは、これらの能力を使ってクライアントの情報を読み取ります。
物理世界を超えた現象を、物理世界の言葉を使って証明することはできません。しかし日々スピリットの世界から情報を受け取っているミディアムにとっては、死後存続は確実に信じられることです。人は死を迎えると心臓や呼吸が止まり、温かかった身体は冷たくなり、その人は消えて無くなってしまったかのようになります。しかし、それは単に身体がなくなることであり、存在が消えてなくなるのではありません。身体の機能が停止しても「私」という意識、存在は消え去ることはありません。肉体を脱ぎ捨てると人は霊体となって、いわゆる「あの世」、スピリットの世界へと帰って行きます。
■スピリットとスピリットガイドからのメッセージ
普段意識することはないものですが、本来、人はスピリットやスピリットガイドからの情報を受け取る力を備えています。例えば命の危機にさらされたりすると、インスピレーションによってメッセージを受け取ることがあります。何か「胸騒ぎ」を感じて、乗るはずの飛行機に乗らずに事故から守られたり、愛する人が亡くなる瞬間に、遠く離れていても分かったりするのです。あなたもそんな不思議な話を一度や二度は聞いたことがあるのではないでしょうか。人は生まれながらにインスピレーション、「直感」を持っています。「胸騒ぎ」や「ひらめき」などは誰もが経験したことのある、直感による知覚です。
ミディアムはサイキックだが、サイキックは必ずしもミディアムではない サイキック(超能力者)とミディアム(霊的能力者)とでは、サイキックの方が概念が大きく、ミディアムはある種、その中に含まれる能力です。したがって、すべてのサイキックがミディアムかというと、そうではないのです。例えるなら、すべての医者が産婦人科の専門医ではない、というのと同じことです。 サイキックは、五感では感じられないスピリチュアルな感覚を使って人や物のエネルギーに同調し、過去や未来の情報を読み取ることが出来ます。ミディアムは、サイキックであると同時に霊的に高い周波数の存在に繋がることが出来ます。スピリットやスピリットガイドに波長を同調させて、コミュニケーションをとることができるのです。
■スピリットやスピリットガイドからのメッセージを言葉に変換する
■愛の次元の法則と自由意思
■ミディアムシップとは
リーディングでは、あなたにとって最も必要なメッセージがスピリットやスピリットガイドから届けられます。あなたが望み、また、あの世へ旅立ったあなたの愛する人も同じようにコンタクトを望んでいる時、コミュニケーションが成立します。多くの場合、スピリットはすぐにやって来てコミュニケーションが始まりますが、時には話したい相手が現れないこともあります。 スピリットには生きていた時と同じように性格があり、得意不得意があります。話し好きな人、社交的な人がいる一方で、会話やコミュニケーションがあまり得意でない人もいます。 スピリットの世界へ渡ったばかりでコミュニケーションの方法に長けていなかったり、伝えたいことがある他のスピリットが先に割り込んで来ることもあります。その他にもあちらの世界の理由で、いろいろ予測不能なことが起こります。 スピリチュアルな世界で働いている法則はこの次元とはまったく違うもので、その法則を私やあなたがコントロールすることはできません。ミディアムは、単にスピリットやスピリットガイドから情報を受け取って伝える伝達者であり、翻訳者に過ぎません。リーディングでもたらされる情報をコントロールしようとすることは、そのエネルギーの流れを阻害し、リーディングを困難なものにします。スピリットやスピリットガイドはその波長に見合わない状態になれば、コミュニケーションを止めてしまうでしょう。 もたらされる情報は、スピリットやスピリットガイドからのギフトです。いま、あなたに必要なメッセージが届けられます。ミディアムのリーディングに臨まれる際には、こうであって欲しいという期待を一旦リセットしてリラックスし、セッションの流れに委ねることをお勧めします。
■人生を前に進めて行くために
私は10年以上に渡り、人の身体を癒す仕事をしてきました。いつの頃からかクリスタルを使ったトリートメントを行っているとメッセージを受け取るようになり、どうやらそれが、スピリットガイドからのメッセージだと気づくようになりました。しかし、それを専門とするつもりはなく、いわばワークの副産物であり、ギフトと考えていました。 小さかった頃は人混みに行くとすぐに疲れたり、他人の感情を敏感に感じたりしていました。また、人の持ち物のエネルギーを感じたり、霊的な気配を感じたりするような子供でした。 しかし成長してからは、通常の意識でスピリットと交流することは危険であると認識していたため、霊たちと関わりを持つことを出来るだけ避けるようにして生活していました。なぜなら、アースバウンドと呼ばれる地上に近い存在のスピリットに波長が合うと、体調を悪くしたり感情的に不安定になったりするためです。でも周波数帯を変えれば、日常生活でそうした影響を受けることがなくなることを体験から学び、そのように心がけていたのです。
そしてあるとき、アメリカの著名なサイキックミディアムであるデニース・レスカノさんに会い、リーディングを受ける機会を得てこの道へと導かれることになりました。
今思えば、もともとクレアセンティエンスが強く、他者の感情や身体の感覚を感じやすい体質でした。そのため毎日の生活で心身の心地よさを得ることが難しかったのです。毎日を過ごしやすくするために自分自身の周波数をコントロールしていたことが、ミディアムとしてリーディングを行う上で、プラスになったのかもしれません。
メッセージを発しているのはスピリットやスピリットガイドであり、ミディアムではありません。スピリットからの情報を受け取り、できるだけ正確にクライアントに伝えることを大切にしています。
2000年3月 英国ベイリー・スクール リフレクソロジー・コース 修了 |